【読書】『チーズはどこへ消えた?』読んだ感想

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『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン著

これは世界的にベストセラーになった小説だ。

物語自体はかなり短めで、とても読みやすいものとなっている。

あらすじはこうだ。登場するのは、2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」と2人の人間「ヘム」と「ホー」。この2匹と2人のみ。彼らは、それぞれに性格が異なっている。そんな彼らが、チーズを追い求める、という非常にシンプルなストーリーだ。彼らにとってのチーズとは、私たちが生きていく中で大切にしているもの、それは仕事や家族、愛情、健康などであり、そのどれであるかはひとりひとりの読者によってそれぞれとなってくるだろう。要するに、自分の人生において大切なものを追い求めることについて考えさせられる、そんな本だ。

チーズを追い求める2匹のネズミと2人の人間の性格は、次のように四者四様だ。

まずは変化をすばやく察知するのに長けているスニッフ。すぐに行動を起こす、行動力のあるスカリー。2匹のネズミは、「頭で考える、結よりもすぐ体を使って行動する」傾向がある。一方で2人の人間の方はというとその逆で、知性があって賢いが、その分「行動をすぐに起こさず、頭で考えすぎてしまう」傾向がある。ホーは少し優柔不断なところがあり、ヘムはかなりの頑固者だ。

読者はこの物語を読み進めていくうちに、自分はこの4者の中で、誰に当てはまるだろうか?または誰のようでありたいだろうか?と自らに問いかけることになるだろう。少なくとも、そのように読み味わうこと勧める。

ホーはチーズを探し追い求める過程で考えたことを、道の途中で壁に書きつけていく。そどれをとっても、とても重要なことが書かれており、一つ一つ考えさせられる内容になっている。

また、物語の中では、これは私達の生活の中で大切ななにかを象徴しているのだろうな、と考えられる言葉だったり、表現だったりが散りばめられている。それらに、本を読みながら気づいた度に印をつけたが、とても沢山あるのでそれらについての言及は、後日じっくりブログに書きたいと思う。

今日はひとまず、このくらいにして、『チーズはどこへ消えた?』の感想を閉じたいと思う。

人生の中で読むタイミングによって、感じることもまた、変わってくるであろう小説である。何度も何度も読み、人生のバイブルの1冊にしたい。

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